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『メアリー・スチュアート』若村麻由美からのメッセージ
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パルコプロデュースで栗山民也さん演出は、世界を震撼させたルーシー・カークウッド作『チルドレン』(18)以来です。常に現代社会に問う栗山演出作品は、井上ひさし作『頭痛肩こり樋口一葉』(こまつ座 13/16/22)幽霊花蛍役でも多くを学ばせていただきました。最も信頼する演出家にエリザベス 1 世役に指名いただき光栄です。
ヴァージン・クイーンとも言われるエリザベスは、運命に敢然と立ち向かう強い女性というイメージでしたが「国王とは国王という身分の奴隷に過ぎない。国王でいることは囚われの身と同じ、自らの心に従うことは許されない。」と吐露し決断に苦悩する人間らしさも併せ持ちます。台詞の攻防戦が見所なので演出を体現出来るよう、私らしいエリザベス 1 世を目指します。
牢獄に囚われたクイーンメアリーと、国家という牢獄に囚われたクイーンエリザベス。二人のクイーンの運命と闘いが、今を生きる私たちに何を投げかけるのかご期待ください。

